ホーム > 健康情報【自分でできる健康管理】
WHO(世界保健機関)では健康の定義を「風邪や病気でない事だけでなく、体力が高く、適切な教育を受け、人間関係も良好で、心身共に安定している状態である」としています。近年日本では生活習慣病が急増していることもあり、日頃から健康を意識している方は多くなっています。
健康を維持する上で「睡眠」「運動」「食事」が重要なのは、多くの方がご存知かと思います。人間には「体内時計」がもともと備わっており、日中は活動的になり、夜間は休息状態になるようになっています。体内時計は体の様々な機能を調節しているので、体内時計が乱れると体やメンタルの不調、老化や病気の原因となります。体内時計が正常に働くために、睡眠・運動・食事は重要な役目を担っているのです。
体内ではメラトニンと呼ばれるホルモンが分泌されていますが、このホルモンは睡眠と深い関係があります。
睡眠促進・抗酸化・免疫力強化などの作用があると考えられており、メラトニンが多く分泌される夜に睡眠をしっかりとる事で、健康を維持することに繋がります。
体を動かすと骨格筋にあるPGC1というたんぱく質が増加し、全身の細胞のスイッチがオンになります。そうすることで、血圧や体温、代謝などが上下するのです。
特にウォーキングなどの適度な運動は筋力の低下を防ぎ、筋肉量を維持する事で基礎代謝は下がりにくくなります。
運動を定期的に行う事で、老化によるケガ防止にもつながります。
食事は生きていく上で必要な栄養を取り入れるだけでなく、体温の上昇や代謝の変化を引き起こします。
特に朝食は重要で、起床後1時間以内の朝食は体内のリズムを整えてくれます。
卵や大豆製品などのたんぱく質も体内時計を整えるのには有効です。
食事は昼よりも夜の方が脂肪になりやすいと言われているので、夜はカロリーを低めにし、昼に多めに食べるという方法もおすすめです。